久々にアイツと逢う約束をしていた。

元気そうで、何よりだ。


他愛の無い会話をして、笑い合って。
そう云う時間が結構嬉しかったり…する。


貰い物の氷の飾りはアイツにあげる事にした。
…凄く似合ってたからな。


俺も黒い雪だるまを貰った。
── 部屋にでも飾っておくか。

姿や雰囲気が少し変わってて驚いたけど。

唯、中身は全く変わってなくて

───･･･安心した、て云うのか？

俺の好きな紅茶と甘いクッキー。
両方とも美味かった。



偶には、誰かの隣で寝るのも悪くないかもな。

怪我なんて　本当に大したモンじゃなかったけど。

何か御詫びしてくれるって云うから、さ。


紅茶、頼んだ。
前に飲ませてもらった…甘いヤツ。
何だか懐かしいな。


････一緒に飲んでくれるって云うしな。

愉しみにしといてやろ。

───･･･････････俺、は。


一体何をすれば良いんだろう。



如何すれば　アイツが苦しまずに済む？



嫌なんだ、もう哀しそうに泣く顔を見るのは。

結局　出来る事何て限られているんだろうけど。


其れでも、精一杯　やれるだけの事はやる。
約束…したから。


守って、やる。

敵わない。

何か調子狂う。

俺らしくないって云うか…何だ、良く分かんないけど。


はぁ…取り敢えず頑張らなきゃだな。

掃除？洗濯？料理？



…うわ、自信ねぇ。